期間工の選び先で失敗しないための3つのポイント
ここでは失敗しない期間工の選び方の3つの観点をご紹介します。
1.直接雇用にこだわろう
期間工求人の選び方の第1の観点として挙げられるのが、派遣としてではなく、あくまで企業に直接雇用してもらうことにこだわるということです。
期間工の求人は派遣という形で募集がかかっているものもありますが、派遣というスタイルではどうしても、派遣会社に多額の中間マージンが流れてしまうため、直接雇用と比べるとどうしても収入が低くなってしまいがちです。
ちなみに派遣会社が中間マージンとしてとっている率は20~30%が一般的で、特に20%台後半のマージンをとっているところが多いです。
もちろん派遣会社のサポートによって手続きなどの手間や面倒さが省けるメリットはありますが、高収入を狙う期間工だからこそ、2~3割も中間マージンとして引かれてしまうのは働く側にとっては大打撃です。
そのため期間工の働き先を選ぶ際には、期間工求人を取り扱っている業者の中でも、直接雇用の求人情報提供に特化しているところを選ぶのがおすすめです。派遣というスタイルでは手取りの金額で大きく損をしてしまう、という大前提を理解しておきましょう。
2.やはり選ぶべきは大手企業
期間工求人の選び方の第2の観点として挙げられるのが、大手企業の期間工求人を選ぶということです。
期間工求人は総じて高収入であるといわれていますが、各求人情報をじっくりと比べてみると大手企業と中小企業では待遇に差があります。やはり大手企業のほうが高収入で、福利厚生などの制度が充実している傾向が強いです。
もちろん中小の企業にはアットホームな雰囲気があるところが多いことや、社長など上の立場の人との距離も近いため意見が直接言える機会もあるなど、大手では得にくいメリットも存在します。
しかし、そうした中小企業の利点は期間工として働く人よりも、長く正社員として働く人に向いている事柄です。
期間工はずっと長く同じところで働き続けるという立場ではないだけに、そうした中小企業のメリットを重視するよりも、大手企業だからこそ得られる待遇面を重視して選ぶほうが後悔するリスクが少ないと考えられます。
3.月収「だけ」で選ぶことはやめよう
期間工求人の選び方の第3の観点が、待遇面を比較する際に、単純に月収だけを比較しないように気をつけるということです。
高収入であるという点を重視すれば「月収が高い方が稼げるのだから、月収を重視するのは当たり前」と思うのも無理はありませんが、そこだけを見ると逆に損をしてしまう可能性もあるのです。
なぜなら、同じところで期間工として働けるのは最長でも2年11ヶ月までと法的に決められているため、月収以外の収入まで比較しないと、本当の総額でのお得さは見えてこないのです。
たとえばA社のほうがB社より月収が2万円ほど多くなる見込みであったとしても、入社祝金や満了慰労金など、月収以外の部分でもらえる金額はB社のほうがA社よりも100万円ほど多い場合は、トータルでもらえる金額を計算するとB社のほうが得になります。
またそれ以外にも、以下のような点が比較すべきポイントとして挙げられます。
○寮は寮費だけでなく水道光熱費まで無料か
○寮に最低限の家具や家電は備えつけているか
○食事代の補助になる手当などはあるか
○赴任手当や帰任手当などももらえるか
これらのポイントに多く当てはまれば、出費を抑えてお金が貯まりやすい状態にできる可能性が高くなります。
一見して月収は高いけれどそれ以外の部分はメリットが見当たらない、というような期間工求人は避けたほうが無難です。
まとめ
期間工の求人情報を取り扱っている業者は数多くあり、どの業者のどんな求人を選ぶかに迷ってしまいがちです。
その観点の例として、本記事では「派遣ではなく直接雇用」「中小企業よりも大手企業」「月収だけでなくトータルでの評価」という3点を挙げました。
この3つのポイントをきちんとチェックしながら選んでいけば、失敗するリスクをかなり減らすことができます。期間工の仕事を探す際の参考にしてください。