期間工の入社祝い金をもらったら?確定申告が必要かどうか
製造業では一定期間の契約で働く期間工という働き方があります。求人サイトを利用して期間工の仕事に就いた場合、入社祝い金を受け取ることがあるかもしれません。
この記事では、期間工の入社祝い金とはなにか、そして入社祝い金をもらった場合税金はどうなるのかについて解説します。
期間工の入社祝い金とは?
入社祝い金とは、求人サイトなどを利用して採用されたときにもらえるお金です。求人サイトからすれば、より多くの人が入社祝い金に魅力を感じてそのサイトを利用してくれるというメリットがあります。
一方企業側も、入社祝い金によってたくさんの人が応募してくれる可能性があります。
当然求職者も、もし採用されれば数万円から数十万円という多額の臨時収入が得られるという利点があるのです。
期間工として得られる入社祝い金は、求人サイト、企業、求職者すべてにとってメリットのある仕組みといえるでしょう。
基本的に期間工の入社祝い金は確定申告が必要ない
数万円もの入社祝い金がもらえるとなると、確定申告が必要になるのではないかと不安になる方もいるでしょう。
しかし基本的には、期間工の入社祝い金をもらっても確定申告の必要はありません。一般的に期間工は契約社員という雇用形態になっており、企業側が源泉徴収を行ってくれているからです。
とくに入社祝い金を企業から受け取っている場合には、収入を1つの企業からのみ受け取っているので確定申告しなくても問題にはならないのです。
確定申告が必要になるケースとは?
期間工の入社祝い金については基本的に確定申告の必要はありませんが、例外はあります。確定申告が必要なのに怠っていると、トラブルになったりより多くの税金を払わなければならなかったりする恐れがあるため、注意しましょう。
なお、確定申告が必要になるのは、次の2つの条件を満たす場合です。
1. 求人サイトなどから入社祝い金が出ている場合
期間工として働く企業から給料をもらい、入社祝い金も同じ企業から受け取っているのであれば、確定申告は必要ありません。
しかし勤務先の企業以外の求人サイトや人材会社から入社祝い金をもらった場合には確定申告が必要になる可能性があります。2ヶ所以上から給与を受け取っている方、収入がある方は確定申告しなければならないケースが多いからです。
ビジネスパーソンの方も、FXや株などの副収入がある場合には確定申告しなければならないのと同様です。
別の企業からの収入が数十万円程度なら気づかれないと思って確定申告しない方もいますが、トラブルにならないためにも確定申告しておくことがおすすめです。
期間工として企業に勤務して収入を得ており、かつ求人サイトから入社祝い金をもらっているのであれば、この条件に該当します。
2. 給料以外の所得の合計が年間20万円超
確定申告が必要となるもう1つの条件は、「入社祝い金が20万円を超える」ケースです。
もし求人サイトから入社祝い金をもらっていても、祝い金が20万円以下で他の副収入がないのであれば確定申告の義務はありません。
たとえば期間工として採用された後、勤務先の企業から10万円、求人サイトから10万円の入社祝い金を受け取ったとします。この場合勤務先の企業と求人サイトの両方から収入がありますが、給料以外の所得が20万円を超えていないので確定申告は必要ありません。
一方勤務先の企業から5万円、求人サイトから25万円と、合計30万円の入社祝い金が支給されたとします。このケースでは給料以外の所得が25万円で20万円を超えているので確定申告が必要となります。
もちろん入社祝い金に限らず、勤務先からの給料以外の所得が20万円を超えれば確定申告しなければなりません。
つまり、
・「求人サイト」と「勤め先企業」等、2ヶ所以上から副収入がある
・ 副収入の合計額が20万円以上
この2つの条件に該当しなければ確定申告の必要はありませんが、確定申告できないというわけではありません。確定申告することによって、支払い過ぎている税金が返還される可能性はあるので、気になる方は確定申告することも検討できるでしょう。
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まとめ
入社祝い金は臨時収入としてとてもうれしいものです。基本的に確定申告は必要ありませんが、条件によっては確定申告しなければならないこともあるので注意が必要です。
あとで思わぬトラブルにならないよう、確定申告が必要な条件についてよく知っておくようにしましょう。