貯金額1000万を目指すなら期間工をおすすめする理由
貯金額1,000万円を目指すなら、比較的高収入で各種手当も充実している期間工がおすすめです。入社時に支給される祝い金や3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月と期間満了時に支給される満了金、寮完備・水道光熱費無料で浮いた支出を貯金すれば、年間100万円の貯金も可能です。
今回は、収入面、支出面から、期間工が貯金できる3つの理由をご紹介します。
期間工が貯金できる3つの理由
期間工とは、最長35ヵ月の有期契約で働く現場作業員です。現場は自動車メーカーや部品メーカー、家電メーカーで、仕事内容は部品組み立てなどのライン作業です。
短期間で貯金額1,000万円を目指す人にとって、期間工はおすすめの雇用スタイルです。その理由としては、次の3つが挙げられます。
1. 短期間で手取り30〜35万円の月収が可能
期間工は経験不問なうえ、特別な資格も必要ありませんが、比較的高収入を得られる働き方です。
大抵は時給1,200円程度、日給1万円程度ですが、ここに残業手当を始め、休日手当、夜勤手当などがつくため、トータルで月30〜35万円程度の手取りになることが多いです。年収にすると平均430万円前後、多くて500万円程度の収入になる場合もあります。
正規雇用でないにも関わらず、一般企業の正社員の年収とほぼ変わらない年収を得られる理由としては、
・期間工は企業が一時的に労働力が必要なときに、期間を定めて求める人材であること
・期間工の主戦場である自動車メーカーは、日本を代表する大手企業が名を連ねていること
などが挙げられます。
2. 1年で90万円以上の満了金+皆勤手当が支給されることも
期間工の給料が高いと言われている理由は、基本給のほか、各種手当が加算さるところにあります。毎月の残業手当、休日残業手当、夜勤手当、食事補助手当ほか、企業によっては家族手当や経験者手当が支給される場合もあります。
とくに大きな手当となるのは、
・入社時にもらえる「入社祝い金」
・雇用期間が長いほど多くもらえる「満了金」
・雇用期間内に無欠勤であった場合に支給される「皆勤手当」
です。
入社祝い金がもらえる条件や金額は、企業や入社する時期(閑散期・繁忙期)、雇用期間によって異なりますが、祝い金が支給されればこれだけでも大きな収入になるでしょう。
また、期間工には、雇用期間満了時に支給される「満了金」という手当があります。3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月と、出勤日数と日額に応じた金額が支給され、長く働けば働くほど支給額は増えていきます。
満了金には「満了慰労金」と「満了報奨金」の2つの種類があり、各企業で支払条件や支給額の計算方法が異なります。
企業によっては35ヵ月の雇用期間満了時に、満了慰労金+皆勤手当で200万円以上支給される場合もあるため、最後に貯金額を一気に増やすことができます。
3. 寮完備・水道光熱費無料で支出が減る
期間工が貯金におすすめの働き方である理由は、収入面だけではありません。
ほとんどの企業では、職場に近くに社員寮が完備されており、多くの場合は無料で利用できます。
また、寮にいるあいだの水道代や光熱費も無料、または数千円で、ほとんどかかることがありません。
食費に関しても、1食数百円の格安で食べられる社員食堂や寮の食堂があり、企業によっては毎月1万〜3万円程度の食事補助手当が支給される場合があります。
いままで1人暮らしをしていた人にとっては、期間工で働くあいだ、生活費の大部分を占める家賃・水道光熱費の支払がほぼなくなり、食費も安く済むことは、貯金をするうえで大きなアドバンテージです。
たとえば、家賃が5万円、水道光熱費1万円とすると、月6万円の支出が抑えられます。その分を貯金にまわすことができれば、それだけでも年間72万円貯めることができます。
まとめ
期間工は比較的高額な年収と充実した各種手当て、さらには寮完備・水道光熱費無料などで生活費の支出を大幅に抑えられるため、毎月まとまったお金を貯金にまわすことが可能です。
大きな収入源である満了金をそのまま貯金すれば、年間100万円以上の貯金も夢ではありません。
貯金額1,000万円を目指すなら、期間工はおすすめの働き方です。転職サイトなどで情報収集しながら、条件の良い期間工求人を見つけましょう。