赴任旅費とは?期間工として勤務する際にもらえるお金について
期間工として採用が決まれば、現地に赴き、入寮することになります。
現地に向かうまでの交通費や、必要な荷物を送る運送費は、「赴任旅費」として会社から支給されることが多いですが、費用の考え方や支給タイミングは会社によって異なります。
こちらの記事では、期間工の赴任旅費について、注意点とともにわかりやすくご説明いたします。
赴任旅費は旅費や荷物の運送費を合わせたもの
期間工として採用されると、現地への移動に必要な旅費は会社から支給されます。
また、期間工で働く場合は、ほとんどが寮に入って生活することになるため、必要な荷物を送る費用も支給されることが多いです。これらを合わせて「赴任旅費」といいます。
金額は会社によって異なりますが、一般的には2万円~4万円程度です。
旅費について
旅費の支給額は、実費が支給される場合、一律の金額が支給される場合、実費支給であっても上限が決められている場合など会社によってさまざまです。
また、住民票のある場所の最寄りのハローワークからの旅費が支給される場合もあれば、面接を受けた場所から現地までの旅費が支給されるケースもあります。
後者の場合、たとえば、自宅が鹿児島で、旅行先の広島でたまたま期間工の面接を受けて採用され、愛知に赴任することになったとしても、旅費は広島から愛知までしか支給されず、鹿児島の自宅から広島までの旅費は自己負担となってしまいます。
運送費について
運送費の支給額も、実費支給であったり、送っても送らなくても一律費用が支給されたりと、会社によって異なります。
とはいえ、寮には家電や家具が備え付けられていることも多いため、最初からあまりたくさんの荷物を送らないほうがよいでしょう。
なお、なかには運送費は自己負担とする会社もあります。
支払われるのは2週間~初回給与日が多い
支払いタイミングは会社によって異なりますが、おおよそ入社1~2週間後や、最初の給料日に給料とまとめて支払われるところもあります。
赴任旅費に関する注意点
赴任旅費をきちんともらい、できるだけ損をすることのないように、以下にご紹介する注意点を参考にしてください。
かならず領収書をもらっておく
旅費の金額が一律で決まっている会社もありますが、赴任先までの旅費については、念のため必ず領収書をもらうようにしましょう。
切符を発券機などで買う場合は、領収書ボタンを押せば領収書が発行されます。
しかし、クレジットカードや交通系ICカードなどでチケットを購入した場合は、領収書が発行されません。このようなときは、インターネットの購入履歴画面をプリントアウトするなどして、購入金額が証明できるようにしておくことが重要です。
ただし、会社によっては、購入履歴画面のプリントアウトでは領収書とみなされないケースもないとはいいきれないため、赴任する際は、駅の窓口や発券機でチケットを購入したほうが無難でしょう。
また、荷物を送る際の運送費についても、領収書を紛失しないよう注意しましょう。
自家用車で赴任する場合は、ETCの利用を控える
通常運賃の範囲内で赴任する
赴任旅費以外にも「入社祝い金」がもらえる可能性もある
期間工として勤務する際には、赴任旅費以外にももらえる可能性のあるお金があります。それは、入社祝い金です。
入社祝い金も会社によって、また派遣会社経由かどうかによって異なりますが、5万円~40万円程度となっています。
ただし、なかには入社祝い金が出ない会社もあるので、注意が必要です。
また、高額な入社祝い金につられて入社したら、かなりきつい仕事だったというケースもあるため、目先の金額だけに目を奪われず、労働条件をきちんと確認しましょう。
まとめ
期間工として働くことになったら、赴任のための旅費や荷物の運送費として、ある程度の金額を準備しておかなければなりません。
ほとんどの会社では入社後1~2週間でこれらの赴任旅費が支給されますが、支給のタイミングは会社によって違いもあります。
赴任旅費はどの程度支給されるのか、荷物の運送費は自己負担なのか、赴任旅費の支給のタイミングはいつか、領収書は準備しておくべきかなどは、面接の際、あるいは事前に会社から渡される配布物で、しっかりと確認しておきましょう。