期間工(期間従業員)の仕事内容とは?求人情報のチェック方法
期間工は一般的なアルバイトなどと比べると高収入が期待できるので興味があるものの、仕事内容はどんなものなのか、自分でもこなせそうな仕事なのかが心配と考える人は少なくありません。
仕事は主に製造工場内で行います。
今回は、そんな疑問を解決するために、期間工の仕事内容はどんなものかについてご説明します。
期間工の仕事は各種製造工場内で行う
期間工の仕事は自動車や航空機、機械工作、電子部品など各種製造工場内で行います。
期間工の求人でとくに多いのは自動車本体の製造工場および自動車部品の製造工場の求人で、期間工求人サイトでも大半の求人情報はこうした自動車関連の製造工場が占めています。
そして、自動車関連の期間工の気になる仕事内容は、自動車本体の製造工場で働くか、自動車部品の製造工場で働くかによって異なってきます。
1. 自動車本体の製造工場で働く期間工の仕事内容
自動車本体の製造工場で働く期間工のおもな仕事内容は、
●プレス
●溶接
●塗装
●完成車の組立
などが挙げられます。
プレスや溶接・塗装などと聞くとかなり専門的な技術を要する仕事なのでは、と思われるかもしれませんがそうではありません。
たとえばプレスを担当した場合は工程の管理やプレスで成形されてきた製品のチェックがおもな仕事となり、溶接担当は溶接するための部品のセットや溶接装置を動かす作業などが中心となります。
塗装担当も塗装前の処理や塗装後の外観チェックなどが中心となるなど、いずれも専門的で高度な技術を持つ職人のような仕事を要求されるわけではありません。
ほとんどの場合、企業側ではじめに簡単な研修をおこなってくれるなど初心者でも問題なく仕事をスタートしやすい態勢を整えてくれているので、仕事をスタートさせるにあたっての安心感が高いのが魅力です。
2. 自動車部品の製造工場で働く期間工の仕事内容
自動車部品の製造工場で働く期間工の場合、どんな自動車部品を作っている企業で働くのかという点で仕事内容自体は異なってきます。
基本的には機械を使って
●加工
●部品の組立作業
●できあがった部品の検品
●検査
●梱包
●運搬
といった仕事のいずれかを担当することがほとんどです。
同じ作業をひたすら繰り返すという仕事内容となり、イレギュラー対応は発生せず、1度手順を覚えてしまえばあとはそれさえ着々とこなせば問題ないという仕事内容のわかりやすさが魅力です。
こちらもはじめに簡単な研修をしてくれるところが多いので、仕事へのとっつきやすさも問題ありません。
求人情報から期間工の仕事内容をチェックする
期間工の仕事内容は求人情報に記されていることも多いですが、実際にどの業務につくのか、それについて期間工に応募する側が選ぶことはできません。
基本的には、誰にどの作業・工程を担当させるかは企業側が決めます。
ですから期間工の仕事をはじめる場合は、まず求人情報をしっかりと見て、どうしてもしたくない仕事内容、またはできない仕事が記載されていないかチェックしておきましょう。
どうしてもやりたくない仕事、できない仕事を担当させられる可能性がある期間工求人には応募しないのが無難です。
まとめ
期間工の求人情報はその大半が自動車本体の製造工場または自動車部品の製造工場で占められています。
どちらの仕事内容もとくに高度・専門的な技術を必要とされるものではなく、1度仕事を覚えさえすればその後はスムーズに進められるという、比較的早く慣れやすいものであるというのが大きな特徴です。
ただし、勤務先の製造工場で、どの作業・工程を担当することになるのかは企業側が決めますので、応募する側が自分の好きな作業・担当を選ぶというようなことは原則としてできません。
だからこそ、どうしてもやりたくない、できない仕事内容が求人情報に含まれている場合は、その企業への応募は避けたほうが無難です。
求人情報に書かれている仕事内容のどれを担当することになっても、何とかやっていこうという意欲を持てるところに応募しましょう。